【ビカクシダ(コウモリラン)】原種18種類の自生している生息地域(分布)と育て方【プラティケリウム・観葉植物・多肉植物】

こちらの記事では、「ビカクシダ(コウモリラン)」の原種18種類が自生している場所をまとめています。

ビカクシダの生息地域などを記載しているので、現地に合った環境作りや育て方の参考にしてください。

ビカクシダ(コウモリラン)とは?

ビカクシダの基本情報・学名分類

分類 ・植物界 シダ植物門 シダ綱
ウラボシ目 ウラボシ科 ビカクシダ属
学名 ・Platycerium (プラティケリウム)
和名 ・ビカクシダ
・コウモリラン
生育タイプ ・春夏秋型
適正気温 ・20~30℃
水やり※1
子株:土や水苔がやや乾いて1~2日に一度
大株:土や水苔がやや乾いて2~4日に一度
子株:土や水苔がやや乾いて1~2日に一度
大株:土や水苔がやや乾いて1~3日に一度
子株:土や水苔がやや乾いて1~2日に一度
大株:土や水苔がやや乾いて2~4日に一度
子株:土や水苔がやや乾いて2~4日に一度
大株:土や水苔がやや乾いて3~5日に一度
好む光量※2 10,000~50,000ルクス
  • ※1:品種や地域・環境(鉢・用土・気温・風通し・照度)で変動
  • ※2:株の大きさ・根の張り具合による

植物は上記の分類法で、界から属まで細かく別れています。

更に、異種のものを組み合わせた植物は「ハイブリッド(hybrid)」と言い、和語や漢字にする場合は「かけあわせ」、「交配」、「雑種」、「混血」、「まぜあわせ」、「混成」などといった言葉になります。

 


植物の分類法【目・科・属・種】とは?

  • 界(かい):植物であるという意味で、植物か動物かという最上位の区分
  • 門(もん):植物は裸子植物か被子植物のどちらかに分類され、植物であればどちらかに該当する
  • 綱(こう):単子葉植物か双子葉植物の違いで、芽が1枚で出るか双葉で出てくるかの違い
  • 目(もく):植物は必ず分類されており、二つと同じものは無い
  • 科(か):植物の種類が似た形になり、人間に例えると親戚に当たる
  • 属(ぞく)・種(しゅ):人間に例えると名字や名前

まず、ビカクシダとは「ウラボシ目 ウラボシ科 ビカクシダ属」になります。

ビカクシダが人気なポイントとしては、木の板(コルク)や流木に付けて吊るしたり、苔玉にして育てることが出来るのでカッコいいビンテージ感を演出でき、インテリアとして鑑賞を楽しめます。

 

ビカクシダ(コウモリラン)の特徴

ビカクシダは、鹿の角のような葉が特徴的で、学名の「Platycerium」は「Platy=広い」「cerium=鹿」の合成語になります。

また、コウモリが羽ばたいている姿に見えることから、日本では「コウモリラン」とも呼ばれています。

▼ビカクシダの自生地

ビカクシダは、主に「アフリカ・マダカスカル・東南アジア・オーストラリア」などの熱帯地域に自生しています。

品種にもよりますが、小型は10~20cmほどで、大きくなる品種では150cmぐらいまで大きくなります。

▼着生して育つ植物

ビカクシダは、他の樹木などに固着(こちゃく)して生息する、着生(ちゃくせい)という性質がある植物です。

着生する性質を活かして、流木やコルクに板づけにして吊るしたりと、さまざまな飾り方が楽しめる観葉植物です。

 


ビカクシダ原種18種類の分布域

「ビカクシダ(コウモリラン)」の原種は18種類あり、「①東南アジア系」「②オセアニア系」「③アフリカ・マダガスカル系」「④南米系」の4箇所に分布しています。

 

1、東南アジア系

東南アジア生息のビカクシダ

  • リドレイ
  • グランデ
  • コロナリウム
  • ワンダエ
  • ホルタミー
  • ワリチー

東南アジア系のビカクシダは、暑さに強く寒さや蒸れに弱い傾向にあります。

耐寒性は10度ほどで、冬場でも15度以上の気温で管理すると安定して育ちます。

 

リドレイ

「Platycerium ridleyi (プラティケリウム リドレイ)」は、数あるビカクシダの中でも人気の高い品種です。

リドレイの貯水葉は特徴的なシワ模様があるので、別名キャベツなどと呼ばれたりもします。

 

グランデ

「Platycerium grande (プラティケリウム グランデ)」は、「森の王冠」と呼ばれるほどの大型品種です。

大きな貯水葉と胞子葉を持ち、大きく成長すると1.5mほどになるので広い場所での管理が必要です。

グランデは耐寒性があるので、日本でも育てやすく人気の高い品種です。

 

コロナリウム

「Platycerium coronarium (プラティケリウム コロナリウム)」は、貯水葉が王冠の形に似ておりラテン語で「corona(冠)」を意味しています。

胞子葉が細かく分岐して先端がクルクルとカールするのが特徴です。

 

ワンダエ

「Platycerium wandae (プラティケリウム ワンダエ)」は、大型に成長する品種で「ビカクシダの女王」と呼ばれており、ドレスのような胞子葉と美しい貯水葉が特徴的です。

風通しが悪いと根腐れを起こしやすい品種なので、サーキュレーターなどで風を動かして管理しましょう。

また、寒さに弱いので冬場の時期は10℃以上の温度にしましょう。

 

ホルタミー

「Platycerium holttumii (プラティケリウム ホルタミー)」は、胞子葉の葉脈が太いので葉が垂れ下がらず前方に伸びて生長するのが特徴です。

高温多湿を好むので日本の環境下でも育てることができ、大型の種類なので1.5mほどまで大きくなります。

 


ワリチー

「Platycerium wallichii (プラティケリウム ワリチー)」は、幅広くなる胞子葉に白っぽい葉脈が入り、翼を広げた様になって垂れ下がるのが特徴です。

貯水葉の上部は切れ込みが入った状態で立ち上がるので、非常に大きく見せられます。

低い気温になると、胞子葉を内側に丸めて休眠してしまう特徴がある品種です。

 

2、オセアニア系

オセアニア生息のビカクシダ

  • ビフルカツム
  • ウィリンキー
  • ヒリー
  • ベイチ―
  • スパーバム

オセアニア系のビカクシダは、低温と乾燥に強く丈夫なものが多く、温暖な地域であれば屋外越冬可能な品種もあります。

ですが、元気に美しく育てるためには、気温10度以上をキープした方が良いでしょう。

 


ビフルカツム

「Platycerium bifurcatum (プラティケリウム ビフルカツム)」は、他のビカクシダと比べると垂れ下がりにくく、葉の先端が丸みを帯びて深く割れているのが特徴です。

日本国内で普及しており、ホームセンターなどでも目にするほど高価な品種ではないので入手しやすいです。

 

ウィリンキー

「Platycerium willinckii (プラティケリウム ウィリンキー)」は、ビカクシダでは大型の種類で、白い胞子葉が細長く垂れ下がるのが特徴的です。

ウィリンキーの胞子葉は「星状毛(産毛のような小さな毛)」が多く生えており、銀白色に見えることからとても綺麗な見た目をしています。

美しい見た目をしているので、様々な交配種が作られています。

 


ヒリー

「Platycerium hillii (プラティケリウム ヒリー)」は、貯水葉の切れ込みが浅く、胞子葉は長く伸びず幅広になっているのが特徴です。

ビカクシダの中でも比較的育てるのが簡単なので、初心者の方でも育てやすい品種になります。

 

ベイチー(ビーチー)

「Platycerium veitchii (プラティケリウム ベイチー)」は、生長すると細めの胞子葉の葉先が割れるビカクシダで、「星状毛」が葉全体に覆われていることから、銀白色に見えるのが特徴です。

原産地の環境に適応しやすい品種で乾燥に強く、小型種なので室内で育てやすい品種です。

 

スパーバム

「Platycerium superbum (プラティケリウム スパーバム)」は、耐暑性・耐寒性ともにあるので、ビカクシダのなかでも日本の気候で育てやすい品種です。

貯水葉の一部が王冠のように大きく育つので非常に美しい品種です。

 


3、アフリカ・マダガスカル系

アフリカ・マダガスカル生息のビカクシダ

  • マダガスカリエンセ
  • エレファントティス
  • アルシコルネ
  • エリシ―
  • ステマリア
  • クアドリディコトマム

アフリカ・マダガスカル系のビカクシダは、日照を好む品種なので葉焼けしない程度に日に当てて育てると美しく育ちます。

水気を好み蒸れを嫌うので、真夏は涼しい環境で乾燥しないように栽培するとよく育ちます。

 

マダガスカリエンセ

「Platycerium madagascariense (プラティケリウム マダガスカリエンセ)」は、貯水葉に格子状の模様があるのが特徴的で「緑の脳みそ」とも呼ばれています。

ビカクシダの中でも育てるのが難しい品種で、水気を好み蒸れを嫌うので、常に水を与えるようにしてサーキュレーターなどで風を動かしておく必要があります。

 

エレファントティス

「Platycerium elephantotis (プラティケリウム エレファントティス)」は、切れ込みのない胞子葉が像の耳に似ていることから名付けられた品種です。

ビカクシダの種類の中でも、寒さに弱いことから日本での管理が難しい種類とされています。

 

アルシコルネ

「Platycerium alcicorne (プラティケリウム アルシコルネ)」は、「ビフルカツム」に似ていますが、貯水葉はなめらかで丸く、胞子葉には白い葉脈が入り、光沢がある点が特徴的です。

耐寒性は高いほうですが、耐暑性が弱いので真夏などは室内で管理すると安全でしょう。

 

エリシー

「Platycerium ellisii (プラティケリウム エリシ―)」は、他のビカクシダと比べると胞子葉が深緑なのが特徴で、切れ込みが少なく横に広がって成長していきます。

貯水葉は綺麗な丸形に育つ可愛いビカクシダで、耐寒性は弱く高温多湿を好みます

 


ステマリア

「Platycerium stemaria (プラティケリウム ステマリア)」は、深緑の胞子葉を持ち、先端が大きく二つに分かれたクサビ形をしているのが特徴です。

耐寒性が弱く高温多湿を好むので冬場などは15℃以上を保って管理するようにしましょう。

 

クアドリディコトマム

「Platycerium quadridichotomum (プラティケリウム クアドリディコトマム)」は、「アンディナム」を小型にしたような品種で、胞子葉は下に垂れ下がり2つに切れ込みが入ります。

ビカクシダ原種の中で、トップクラスに育成が難しい種類と言われており、温度や湿度の落差が激しい環境を嫌います。

 


南米系

南米生息のビカクシダ

  • アンディナム

南米のビカクシダはアンディナムのみです。

アンディナムは標高の高い場所に自生しており、暑さと蒸れを嫌がります。

真夏などは、涼しく風通し良い環境で管理し、水を停滞させないように気をつけましょう。

 

アンディナム

「Platycerium andinum (プラティケリウム アンディナム)」は、南米の高地に自生しているので耐寒性があり、日本の冬季の寒さにも対応できます。

成長点から基本的に2つの胞子葉に分かれて垂れ下がるのが特徴です。

アンディナムは大型の品種で3mほどにも生長するため、広めの場所で管理する必要があります。

 

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人気ビカクシダの育て方・管理方法

原種18種類 (東南アジア系)
リドレイ グランデ
コロナリウム ワンダエ
ホルタミー ワリチー
原種18種類 (オセアニア系)
ビフルカツム ウィリンキー
ヒリー ベイチー
スパーバム ーーー
原種18種類 (アフリカ・マダガスカル系)
マダガスカリエンセ エレファントティス
アルシコルネ エリシー
ステマリア クアドリディコトマム
原種18種類 (アフリカ・マダガスカル系)
アンディナム ーーー 
品種改良・交配種
ネザーランド  
希少品種(高価な品種)
ギンカ(銀華) ジェニー
ペドロタツタ セルソタツタ
ジェイドガール バクテリア
金童(ゴールデンボーイ) 迦具夜(カグヤ)

 

アガベ育成記録

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種まき・播種記録

アガベ
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