こちらの記事では、アガベチタノタの「ブツブツ系(裏棘・背棘・スタッズ)」の品種をまとめています。
最近流行っている、葉の表裏にぶつぶつ状の鋸歯が生えるアガベを紹介しているので、参考にしてください。
アガベのブツブツ系とは?
葉の表裏に鋸歯が生える品種の総称
アガベチタノタのブツブツ系とは、葉の表裏に小さな鋸歯が生えてくる品種の総称です。
人によっては見た目が気持ち悪いと感じる方もいるかと思いますが、園芸の世界では希少な品種ほど惹かれやすい性質にあります。
ブツブツ系アガベは、近年品種改良されて作られた種類なので、流通量が少なく高価な品種となります。
▼基本的には葉の外側に生える
ブツブツ系のアガベは、基本的に葉の外側(裏側)に鋸歯が生えてきます。
▼葉の内側に生える品種もある
ブツブツ系アガベの中には、葉の外側だけでなく葉の内側に生える品種もあり、葉の表裏に鋸歯が生える株は高価です。
スタッズとも言われる
スタッズとは「鋲(装飾も兼ねた釘)」「車や機械などに打ち込んであるボルト」という意味があります。
そのように細かな鋲を打ち込んでいるように見えることから、ブツブツアガベは、「スタッズ(studs)」とも言われています。
ブツブツ系アガベ一覧
金蟾(金蟾王・キンセン)
麻花龍
痘痘龍(豆豆龍)
星空
流星
冰雹
鰐亀
ブツブツ系アガベ一覧
現在名前が付けられているブツブツ系アガベをまとめてみました。
ブツブツ系は2023年頃から生産されて、未だに出回っていない希少な品種なので名前が定着しておらず他のブツブツ系アガベと同一の可能性もあります。
もし他にもブツブツ系アガベがありましたら、コメント欄にて報告お願いします。
金蟾を販売中
「Stores」にて、ブツブツ系アガベの金蟾の子株を販売しています。
仕入れ次第で在庫を追加しますが、売り切れ中で購入予約をしたい方はお問い合わせください。
アガベチタノタの育て方・管理方法
生育タイプ
「アガベ」は夏型タイプですが、日本の真夏の東日は非常に強いので、日焼けするリスクがある点に注意しましょう。
屋内管理から屋外管理に移行した際は、最初の1~2週間は遮光ネットなどで徐々に日差しへの耐性を付けていくと日焼けする可能性を下げられます。
▶夏場の管理方法 | ▶冬場の管理方法 |
置き場所
「アガベチタノタ」は年間を通して、日当たりと風通しの良い場所に置きましょう。
強い日光を好みますが、日本の真夏の東日は非常に強いので、日焼けするリスクに注意しましょう。
▼日焼け対策
- 置き場所を変える時の光量差に気をつける
- 徐々に光線の強度を上げる
- 夏場は環境に合わせて遮光する
日焼けや徒長対策を行う際は「照度計(光度計)」があると便利です。
最低でも10万ルクス以上、計測できる測定器を選びましょう。
水やりのタイミング
成長期の「アガベチタノタ」の水やりは、鉢の中の土(表面のみ×)が乾いて2~5日前後にあげるのがベストです。
ですが、夏場などは蒸れる可能性を含めて、もう少し期間を開けた7日前後にしたり、冬場の休眠期は水を吸収しにくいので1ヶ月の間、水をあげなくて良いです。
▼水やりのポイント
「アガベチタノタ」に水を与える時のポイントは、鉢底から水が出てくるまでたっぷりあげましょう。
水を上げる時はたっぷり、水を与えない時は1ヶ月放置と緩急を付けることによって、肉厚で締まった丸い形に作ることが出来ます。
▼水やりは地域によって違う
「アガベチタノタ」だけでなく、ほとんどの観葉植物に言えることですが、水やりのタイミングは「育てる環境の場所(日当たり・風通し・気温)」、そして北海道や沖縄などの地域によって変化します。
鉢内の水分量が心配な方は、鉢に割り箸など差して湿っていないか確認しましょう。
私は「散水チェッカー」を使って、どのぐらい水分が残っているのか確認しています。
▼こまめな霧吹きは不要
基本的にアガベには霧吹きは不要で、乾燥気味に育てるのが重要です。
霧吹きをすることによって土が乾きにくくなり、根腐れの原因となるので注意しましょう。
枯れや根腐れの原因と対策
アガベが枯れたと言われる原因のほとんどが、鉢内の土が蒸れることによる根腐れです。
ほとんどの根腐れとなる原因は、「水のやりすぎ」「風通しが悪い」「土が乾かない」です。
つまり、根腐れの対策として常に風を循環させておくことが重要なので、扇風機やサーキュレーターで24時間、風を当てておくのがおすすめです。
用土
上記の水やりや風通しをしっかりしていても、用土によって良くも悪くもなります。
鉢内に水が溜まって蒸れると根腐れの原因になるので、水捌けの良い土に植えるのがおすすめです。
様々な土を配合するのが良いですが、まずは観葉植物用の土に植えてあげるだけでも大きく育ちが違います。
▼観葉植物や多肉植物におすすめの土
アガベが子株のうちは保水性が重要となるので、種まき用の保水力が高い用土がおすすめです。
▼種まき向けの用土
おすすめの肥料
「アガベチタノタ」には、緩効性の肥料を用土に混ぜ込んでおき、生長期は1ヶ月に1度くらい液体肥料を与えるのがおすすめです。
▼マグアンプK (緩効性肥料)
▼ハイポネックス (液体肥料)
植え替え(鉢変え)
「アガベチタノタ」を含めた観葉植物は、植え替え時に弱りやすいので1-2年に1回の植え替えがおすすめです。
植え替えをする際は株のサイズにもよりますが、本体から1~2cm大きいサイズに植え替えするのがベストです。
▼根の状況で鉢のサイズを変える
子株など根っこが未熟なうちは、吸水力が弱いので小さめの鉢にしましょう。
アガベの増やし方
- 子株の切り分け
- 胴切り
- 葉挿し
- 他家受粉
「アガベチタノタ」は、脇芽や胴切りをした後に出てくる子株をカットして増やす方法が一般的です。
他家受粉を行う方法もありますが、アガベは一生に一度しか花が咲かないと言われており、実生から花を咲かせるまで数十年とかかります。
▼胴切り・縦割りのやり方
アガベを増やすには「胴切り・縦割り」などの方法があるので、増殖方法の詳細は下記の記事を参考にして下さい。
▶アガベの増やし方一覧 | ▶胴切りや縦割り方法 |
炭疽病の注意
アガベは「炭疽病」という病気にかかりやすいです。
炭疽病になった場合は、葉を取り除いて株を隔離しましょう。
炭疽病の厄介な所は株から株へと移るため、複数の株や鉢を密集させておくと、周囲の株が炭疽病にかかるので注意が必要です。
葉の傾きの注意
アガベの葉は、光が強い方を向く習性があるため、斜めから照射し続けると葉っぱがズレたり斜めになることがあります。
アガベチタノタのよくある質問
アガベチタノタはなぜ高い?
「アガベチタノタ」が高価なのは、海外からの輸入コストがかかっているからです。
また、成長速度が遅い品種や新しい品種などは、流通量が少ないため価格が高騰化しています。
多肉植物の中でも、太い棘がかっこいいなどの需要があり、美形に育った親株は10~30万円もします。
「アガベチタノタ」は、Amazonなどで購入できるので興味のある方は、是非購入してみましょう。
▼メルカリでも購入可能
「アガベチタノタ」の現地球は、メルカリなどでも販売されています。
まだメルカリを行ったことがない方は、「WFWZFT」の招待コードを入力するとポイントが貰えるので、この機会に始めてみてください。
▶スマホ | ▶PC |
LEDライトでも育つ?
観葉植物はLEDライトでも確実に育ちます。
ですが「アガベチタノタ」は、強い日光を好むため高出力なLEDライトが必要なので、LEDライトを使わない方はしっかりと日光を浴びさせた方が良いでしょう。
LEDライトで葉焼けする?
強い光量を好む「アガベチタノタ」でも葉焼けをします。
長時間当てすぎてしまうと、日光と同じように葉焼けをしてしまい、長時間照射だけでなくライトと植物の距離が近すぎても葉焼けをおこすので注意しましょう。
アガベチタノタの成長速度
「アガベチタノタ」の品種や環境によりますが、1年に葉が3~5枚といったペースで成長します。
葉の白い粉は何?
ブラックアンドブルーに限らず、多くのアガベは葉の周りに薄っすらと「白い粉」のような物が付きます。
多肉植物にある白い粉は、果糖と呼ばれる蝋(ろう)物質の「ブルーム」や毛状突起の「トリコーム」で、強い直射日光や水分蒸発を防ぐ役割があります。
その為、しっかりと日光もしくはLEDライト下で管理すると、白く育てることができます。
葉が赤くなるのはなぜ?
アガベは、光や水などの原因で葉の根元や先端が赤くなることがあります。
何かしらの原因で防衛本能が働いた結果「アントシアニン」という物質が表面に出てくることが原因です。
アガベが赤くなる原因は下記でまとめているので参考にして下さい。
鋸歯を大きく育てたい
アガベチタノタの鋸歯(副棘・ノギ)を大きく・厳つく・太く育てる方法は遺伝によるものが強いですが、育成方法によっては親株を超えて大きくすることが可能です。
下記では管理方法や、鋸歯の主成分などを解説しているので、アガベの鋸歯を立派でワイルドな強い見た目に成長させて育てたい方は、ぜひ参考にしてください。
▶鋸歯を大きく育てる方法 | ▶鋸歯の種類や部位名称 |
関連記事
関連記事
アガベの関連記事
人気アガベの育て方・管理方法
高級品種アガベ一覧
希少価値の高い高級品種をまとめています。
管理人の植物販売
管理人の植物ページを開設しました。
安心の高い「Stores」を使って販売しているので、ぜひご覧ください。
アガベ育成記録
種まき・播種記録
アガベ | |
▶エボリスピナ | |
サボテン | |
▶黒王丸 | ▶花籠 |
詐欺サイト・フリマ報告
関連記事 | |
▶悪徳サイトの特徴・対処方法 | |
▶悪質販売者報告 | ▶悪質購入者報告 |
▶購入前の注意ポイント | ▶本物か偽物の見分け依頼【New】 |
観葉植物TOPに戻る
関連記事 | |
▶サボテンTOP | ▶アガベTOP |
▶ビカクシダTOP | ーーー |
PR記事一覧
-
ゲーム記事
-
ネット情報
-
大人向け