こちらの記事では、希少価値の高い高級品種「アガベ チタノタ (Agave titanota)」などをランキング形式でまとめています。
アガベにハマると珍しいレアな株を欲しくなる方が多いかと思うので、値段が高くても高価なアガベが欲しいという方は参考にしてください。
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アガベチタノタの基本情報
アガベチタノタの分類や学名
分類 | ・キジカクシ目 キジカクシ科 リュウゼツラン属(アガベ) |
学名 | ・agave titanota (アガベ・チタノータ) |
和名 | ・竜舌蘭 ・アガベ ・チタノタ |
自生地 | ・メキシコを中心に米国南西部と中南米の熱帯域 |
生育タイプ | ・夏型 |
適正気温 | ・20~30℃ |
※品種によって生育タイプや適正気温は変動
植物の分類法【目・科・属・種】とは?
- 界(かい):植物であるという意味で、植物か動物かという最上位の区分です。
- 門(もん):植物は裸子植物か被子植物のどちらかに分類され、植物であればどちらかになります。
- 綱(こう):単子葉植物か双子葉植物の違いで、芽が出てくるときに子葉が1枚で出るか双葉で出てくるかの違いです。
- 目(もく):植物はからなず分類されており、ふたつと同じものはないです。
- 科(か):植物の種類が似た形になり、人間に例えると親戚にあたります。
- 属(ぞく)・種(しゅ):人間に例えると名字や名前にあたり、アガベ(agave)の和名がリュウゼツランです。
上記が植物の分類法で、界から属まで細かく別れています。
更に、異種のものを組み合わせた植物は「ハイブリッド(hybrid)」と言い、和語や漢字にする場合は「かけあわせ」、「交配」、「雑種」、「混血」、「まぜあわせ」、「混成」などといった言葉になります。
高いアガベの注意点
偽物アガベが出回っている
アガベは他の観葉植物と比べると、高価な品種は数十万円します。
その為、偽物が多く出回っているため、フリマサイト(ヤフオク・メルカリ)などで購入する際は注意しましょう。
ですが、値段ばかりを見てヤフオクなどではサブ垢を使って、価格を釣り上げている販売者もいるので注意しましょう。
フリマサイトでは、希少品種を数千円とかで売っている方がいますが、それらは十中八九偽物なので買わないようにしましょう。
悪質販売者の対策
当サイトで希少品種の紹介をした後に、フリマサイトなどで高級品種アガベなどの名前を謳っている偽物アガベが多く散見されるようになりました。
当サイトでは、偽物アガベ対策をいくつか用意しているので、是非活用してください。
▶悪徳サイトの特徴・対処方法 | |
▶悪質販売者報告 | ▶悪質購入者報告 |
▶購入前の注意ポイント | ▶本物か偽物の見分け依頼 |
希少価値の高いアガベ高級品種一覧
子株でも2万円以上をピックアップ
値段の高い希少アガベは、基本的に子株でも2万円以上するのでそれらのアガベをピックアップしていきます。
近年はメリクロンの組織培養によって増やされて、若干価格が落ち着いてきている品種もありますが、現地や純血などで希少価値の高さを決めていきます。
ピンキー (王妃笹の雪A型白覆輪斑)
「アガベ フィリフェラ ピンキー (Agave filifera pinky)」はチタノタではないですが、アガベ好きであれば外せない「アガベ最高峰」と言われている品種です。
ピンキーは、20cm以上に成長しない(おそらく存在しない?)小型種のアガベなので価格上限はありますが、重さ(g)での価格を計算すると他のアガベより高価な品種です。
チタノタより育成が難しく子吹きもしにくいため、流通量が少ないアガベです。
南アフリカダイヤモンド(SAD)
「南アフリカダイヤモンド(Agave titanota South Africa Diamond)」は、棘の先端(主刺)が大きく育ち、外向きにやや反り返った形状となります。
日本ではあまり出回っていないため人気が高い反面、偽物が多く出回っているので注意しましょう。
南アフリカダイヤモンドは、他のアガベと一味違った形をしているのでコレクション株の一つに加えておきたい品種です。
ジャガーノート (破壊神)
「アガベ チタノタ ジャガーノート (Agave titanota Juggernaut)」は、日本の和名で「破壊神 (はかいしん)」と呼ばれています。
ジャガーノートは福棘が横に連なっており、アガベの中でも分厚い葉と丸いフォルムが特徴的です。
ブラックダイヤモンド(BB錦)
「アガベ チタノタ ブラックダイヤモンド (Agave titanota Black diamond)」は、日本の和名で「ブルーボール錦・ブラック&ブルー錦・ブルーダイヤモンド・BB錦」と呼ばれています。
アガベ「ブラック&ブルー」の斑入りで、とても希少価値の高いアガベです。
ホワイトダイヤモンド
「アガベ チタノタ ホワイトダイヤモンド (Agave titanota White Diamond)」は、「ホワイトアイス」の斑入り品種で、とても希少価値の高いアガベです。
ブラックダイヤモンドと似ていますが、詳細はそれぞれの記事をご覧ください。
ハデス (恐竜歯牙・黒帝斯)
「アガベ チタノタ ハデス (Agave titanota Hades)」は、日本の和名で「恐竜歯牙(きょうりゅうしが)・黒帝斯 (こくていし)」と呼ばれています。
ハデスは、トップスピンが黒く長いのが特徴で、鋸歯が陽炎状にウネッている個体は「インフェルノ」と呼ばれており人気が高いです。
特に陽炎となっているハデスは、通常個体より高価です。
悪魔くん・バケモノ(スーパーチタノタ)
悪魔くんは副刺がグネグネと細かく伸びるのが特徴で、全体的に内側へ巻き込むように鋸歯を伸ばします。
上部から見ると吸い込まれそうな、不気味で厳つい見た目から「バケモノ(bakemono)」「スーパーチタノタ」などと呼ばれたりします。
魔丸
「魔丸」の特徴は、肉厚かつ短い葉で低重心のどっしりとしたフォルムで、鋸歯や副刺が長くウネっているのが特徴です。
魔丸でしか出せない特有の肉厚で太い葉が特徴で、葉を太く締めて育てるのが難しいことから高級品種のアガベになります。
鳳凰(フェニックス)
「アガベ チタノタ 鳳凰 (Agave titanota phoenix)」は、低重心でどっしりとしたフォルムに、太く黒い鋸歯が生えて来るのが特徴です。
「南アフリカダイヤモンド(SAD)」のような、やや逆反りになっている鋸歯で肉厚な葉へ成長するのも特徴的です。
あまり出回っていない希少株なので、アガベ好きな人でも鳳凰を知っている方は少ないです。
皇冠(クラウン)
「アガベ チタノタ クラウン (Agave titanota crown)」は、全体的に鋭い鋸歯に成長しコンパクトに育つため、アガベの中でも人気の高い品種です。
皇冠は他のアガベと比べると、主棘が長く伸びずに分厚く太くなり、副棘も4~5段目まで横広くなるため、ゴツくカッコいいフォルムになるのも特徴的です。
近年人気の高いブツブツが出る個体の皇冠もあります。
ブツブツ系アガベ
最近流行りのブツブツ系品種は、とても希少価値が高く高価です。
2023年頃から出回り始めた種類のアガベなので、子株でも数万円、親株になるっと数十万円もします。
ブツブツ系アガベを販売中
「Stores」にて、ブツブツ系アガベを販売しています。
仕入れ次第で在庫を追加しますが、売り切れ中で購入予約をしたい方はお問い合わせください。
その他の値段が高いアガベ
上記の超高級品種ほど高いわけではないですが、値段が高めのアガベは上記の品種などがあります。
書き忘れなどもあるかと思うので「〇〇の品種も高いよ!」などコメントを下さい。
高級品種アガベランキング
珍しい高価なアガベ一覧
- ブツブツ系アガベ
- 南アフリカダイヤモンド(SAD)
- 皇冠(クラウン)
- ピンキー (王妃笹の雪A型白覆輪斑)
- ジャガーノート (破壊神)
- ブラックダイヤモンド(BB錦)
- ホワイトダイヤモンド
- 悪魔くん・バケモノ(スーパーチタノタ)
- ハデス (恐竜歯牙・黒帝斯)
- 魔丸
- 鳳凰(フェニックス)
アガベの希少価値が高い高級品種ランキングで、上記で紹介している全ての品種が親株サイズまで大きくなると30万円以上となるでしょう。
おそらく執筆時点で最も高いアガベチタノタは、現在流通量の少ない「ブツブツ系アガベ」でしょう。
▼斑入り品種のランキングが上がるかも
上記の高級品種アガベの中でも「ブラックダイヤモンド」や「ホワイトダイヤモンド」、「ピンキー」などの親株(葉数15枚~)はなかなか出回らない(斑入り品種なので育たない?)です。
そのため憶測になりますが、もし親株があれば更にランキング上位に入る可能性があります。
▼コメント下さい
上記の価格が高いアガベランキングは完全に個人的主観なので、「自分ならこのランキング付けにする」「今ハマっているアガベの品種」など自由にコメント下さい。
下記では、アガベの育て方や管理方法などを紹介していくので、最近アガベの育成を始めた方は是非ご覧下さい。
アガベチタノタの育て方・管理方法
生育タイプ
「アガベ」は夏型タイプですが、日本の真夏の東日は非常に強いので、日焼けするリスクがある点に注意しましょう。
屋内管理から屋外管理に移行した際は、最初の1~2週間は遮光ネットなどで徐々に日差しへの耐性を付けていくと日焼けする可能性を下げられます。
▶夏場の管理方法 | ▶冬場の管理方法 |
置き場所
「アガベチタノタ」は年間を通して、日当たりと風通しの良い場所に置きましょう。
強い日光を好みますが、日本の真夏の東日は非常に強いので、日焼けするリスクに注意しましょう。
▼日焼け対策
- 置き場所を変える時の光量差に気をつける
- 徐々に光線の強度を上げる
- 夏場は環境に合わせて遮光する
日焼けや徒長対策を行う際は「照度計(光度計)」があると便利です。
最低でも10万ルクス以上、計測できる測定器を選びましょう。
水やりのタイミング
成長期の「アガベチタノタ」の水やりは、鉢の中の土(表面のみ×)が乾いて2~5日前後にあげるのがベストです。
ですが、夏場などは蒸れる可能性を含めて、もう少し期間を開けた7日前後にしたり、冬場の休眠期は水を吸収しにくいので1ヶ月の間、水をあげなくて良いです。
▼水やりのポイント
「アガベチタノタ」に水を与える時のポイントは、鉢底から水が出てくるまでたっぷりあげましょう。
水を上げる時はたっぷり、水を与えない時は1ヶ月放置と緩急を付けることによって、肉厚で締まった丸い形に作ることが出来ます。
▼水やりは地域によって違う
「アガベチタノタ」だけでなく、ほとんどの観葉植物に言えることですが、水やりのタイミングは「育てる環境の場所(日当たり・風通し・気温)」、そして北海道や沖縄などの地域によって変化します。
鉢内の水分量が心配な方は、鉢に割り箸など差して湿っていないか確認しましょう。
私は「散水チェッカー」を使って、どのぐらい水分が残っているのか確認しています。
▼こまめな霧吹きは不要
基本的にアガベには霧吹きは不要で、乾燥気味に育てるのが重要です。
霧吹きをすることによって土が乾きにくくなり、根腐れの原因となるので注意しましょう。
枯れや根腐れの原因と対策
アガベが枯れたと言われる原因のほとんどが、鉢内の土が蒸れることによる根腐れです。
ほとんどの根腐れとなる原因は、「水のやりすぎ」「風通しが悪い」「土が乾かない」です。
つまり、根腐れの対策として常に風を循環させておくことが重要なので、扇風機やサーキュレーターで24時間、風を当てておくのがおすすめです。
用土
上記の水やりや風通しをしっかりしていても、用土によって良くも悪くもなります。
鉢内に水が溜まって蒸れると根腐れの原因になるので、水捌けの良い土に植えるのがおすすめです。
様々な土を配合するのが良いですが、まずは観葉植物用の土に植えてあげるだけでも大きく育ちが違います。
▼観葉植物や多肉植物におすすめの土
アガベが子株のうちは保水性が重要となるので、種まき用の保水力が高い用土がおすすめです。
▼種まき向けの用土
おすすめの肥料
「アガベチタノタ」には、緩効性の肥料を用土に混ぜ込んでおき、生長期は1ヶ月に1度くらい液体肥料を与えるのがおすすめです。
▼マグアンプK (緩効性肥料)
▼ハイポネックス (液体肥料)
植え替え(鉢変え)
「アガベチタノタ」を含めた観葉植物は、植え替え時に弱りやすいので1-2年に1回の植え替えがおすすめです。
植え替えをする際は株のサイズにもよりますが、本体から1~2cm大きいサイズに植え替えするのがベストです。
▼根の状況で鉢のサイズを変える
子株など根っこが未熟なうちは、吸水力が弱いので小さめの鉢にしましょう。
アガベの増やし方
- 子株の切り分け
- 胴切り
- 葉挿し
- 他家受粉
「アガベチタノタ」は、脇芽や胴切りをした後に出てくる子株をカットして増やす方法が一般的です。
他家受粉を行う方法もありますが、アガベは一生に一度しか花が咲かないと言われており、実生から花を咲かせるまで数十年とかかります。
▼胴切り・縦割りのやり方
アガベを増やすには「胴切り・縦割り」などの方法があるので、増殖方法の詳細は下記の記事を参考にして下さい。
▶アガベの増やし方一覧 | ▶胴切りや縦割り方法 |
炭疽病の注意
アガベは「炭疽病」という病気にかかりやすいです。
炭疽病になった場合は、葉を取り除いて株を隔離しましょう。
炭疽病の厄介な所は株から株へと移るため、複数の株や鉢を密集させておくと、周囲の株が炭疽病にかかるので注意が必要です。
葉の傾きの注意
アガベの葉は、光が強い方を向く習性があるため、斜めから照射し続けると葉っぱがズレたり斜めになることがあります。
アガベチタノタのよくある質問
アガベチタノタはなぜ高い?
「アガベチタノタ」が高価なのは、海外からの輸入コストがかかっているからです。
また、成長速度が遅い品種や新しい品種などは、流通量が少ないため価格が高騰化しています。
多肉植物の中でも、太い棘がかっこいいなどの需要があり、美形に育った親株は10~30万円もします。
「アガベチタノタ」は、Amazonなどで購入できるので興味のある方は、是非購入してみましょう。
▼メルカリでも購入可能
「アガベチタノタ」の現地球は、メルカリなどでも販売されています。
まだメルカリを行ったことがない方は、「WFWZFT」の招待コードを入力するとポイントが貰えるので、この機会に始めてみてください。
▶スマホ | ▶PC |
LEDライトでも育つ?
観葉植物はLEDライトでも確実に育ちます。
ですが「アガベチタノタ」は、強い日光を好むため高出力なLEDライトが必要なので、LEDライトを使わない方はしっかりと日光を浴びさせた方が良いでしょう。
LEDライトで葉焼けする?
強い光量を好む「アガベチタノタ」でも葉焼けをします。
長時間当てすぎてしまうと、日光と同じように葉焼けをしてしまい、長時間照射だけでなくライトと植物の距離が近すぎても葉焼けをおこすので注意しましょう。
アガベチタノタの成長速度
「アガベチタノタ」の品種や環境によりますが、1年に葉が3~5枚といったペースで成長します。
葉の白い粉は何?
ブラックアンドブルーに限らず、多くのアガベは葉の周りに薄っすらと「白い粉」のような物が付きます。
多肉植物にある白い粉は、果糖と呼ばれる蝋(ろう)物質の「ブルーム」や毛状突起の「トリコーム」で、強い直射日光や水分蒸発を防ぐ役割があります。
その為、しっかりと日光もしくはLEDライト下で管理すると、白く育てることができます。
葉が赤くなるのはなぜ?
アガベは、光や水などの原因で葉の根元や先端が赤くなることがあります。
何かしらの原因で防衛本能が働いた結果「アントシアニン」という物質が表面に出てくることが原因です。
アガベが赤くなる原因は下記でまとめているので参考にして下さい。
鋸歯を大きく育てたい
アガベチタノタの鋸歯(副棘・ノギ)を大きく・厳つく・太く育てる方法は遺伝によるものが強いですが、育成方法によっては親株を超えて大きくすることが可能です。
下記では管理方法や、鋸歯の主成分などを解説しているので、アガベの鋸歯を立派でワイルドな強い見た目に成長させて育てたい方は、ぜひ参考にしてください。
▶鋸歯を大きく育てる方法 | ▶鋸歯の種類や部位名称 |
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