こちらの記事では、観葉植物(アガベ・サボテン・塊根植物)の「夏場(7月・8月・9月)」の育て方・管理方法をまとめています。
暑い時期の観葉植物における、育成方法で注意するべきダメなNGポイントを9種類紹介しているので参考にしてください。
夏場は観葉植物が根腐れをしたり、体調を崩しやすいので注意が必要です。
夏場の観葉植物の管理方法
暑い時の育て方・注意するポイント
- 水切れ
- 昼の水やり
- 水滴を残さない
- 気温に気をつける
- 置き場所
- 虫に注意
- エアコンの冷風
- 植え替えの痛み
- 液体肥料の与え方
夏場の暑い時期に、「観葉植物・多肉植物(アガベ・サボテン・塊根植物)」を育てる時に注意するべきこと一覧です。
それぞれの詳細を下記で解説しているので参考にして下さい。
1、水切れ
夏場は水の乾きが早いため、水切れに注意しましょう。
特に、小さい株(小さい鉢)であれば半日で乾くため、旅行などでしばらく水やりが出来ない時は、大きめの鉢で腰水管理をして、いつでも水を吸えるようにしておきましょう。
▼夏場の腰水管理で気をつける点
腰水管理は便利ですが、夏場は水がお湯のように熱くなるので、水替えが出来ない場合は日陰などで管理しましょう。
2、昼の水やり
現在日本の夏場は、気温が35℃を超えるため昼の水やりは絶対にしないようにしましょう。
水やりをするタイミングは朝か夜が望ましく、昼に水をあげると熱湯になります。
気温が35℃だとすると、アスファルト同様に土の温度は「気温+5~10℃」上がると考えておきましょう。
▼水やりのベストなタイミング
水やりをする時間帯を細かく知りたい方もいると思うので、地域によりますが夏場の水やりは朝は7時前、夜は20時以降の水やりが良いでしょう。
3、水滴を残さない
夏場は暑いだけでなく直射日光が強いため、水を与えた際は水滴を残さないようにしましょう。
水滴が残っていると、レンズ効果によって葉が焼けてしまう危険性があります。
昼間の直射日光が強くなる前に、エアダスターなどの風で吹き飛ばしたり、ティッシュなどで拭き取ると葉焼けしにくくなります。
4、気温に気をつける
水だけでなく夏場の気温にも注意しましょう。
日本の夏場は世界的にも高温かつ日差しが強いため、気温が上がりやすい傾向にあります。
「アガベ・サボテン・塊根植物」は暑い地域に自生していますが、現在流通している植物のほとんどが国産なので高温に対する抵抗力が現地株より弱いです。
▼夏場の気温を下げる方法
気温下げるには「送風」「遮光」「地面に直置きしない」「西日に当てない」などの対策があります。
その中でも、風を循環させておくのは非常に重要なので絶対にサーキュレーターは必要です。
5、置き場所
観葉植物を綺麗に育てるためには、置き場所も重要です。
日光によって葉焼けするだけでなく、定期的に鉢を回してあげないと株が太陽に向けて曲がって育つ可能性があります。
▼株によって置き場所を調整する
一箇所で観葉植物を管理する場合は、葉焼けしにくい品種の株や、大きくなった株で日光から子株を守るように置くと良いでしょう。
例え室内の窓際栽培の場合でも、保水力が少ない子株の場合は、水が切れた状態で日に当たると葉やけしやすいので注意が必要です。
6、虫や細菌に注意
夏場は、他の季節と比べて虫や細菌が発生しやすいです。
特に腰水をしている場合などは、虫や細菌が湧くのを防ぐためこまめに水を変えましょう。
▼水やりはたっぷりあげる
特に、アガベなどは成長点などに虫が入り込むことがあるので、水やりをする際は鉢内の虫を流すようにしっかりと水やりをしましょう。
もし虫が付いていた場合は、他の株に飛沫しないように隔離するのが重要です。
▶アガベの病気対策 | ▶サボテンの病気対策 |
7、エアコンの冷風を直接当てない
観葉植物は、エアコンの冷気を直接当てないようにし、室内の気温が低くなりすぎないように管理しましょう。
また、エアコンをすると乾燥するので、株の調子を見て水を与えることが重要です。
8、植え替えの痛み
夏場は観葉植物の生育が鈍るため、植え替え時は根が傷付いてダメージとなるので、暑い時期は避けるのが良いです。
特に小さい株などはダメージを受けやすいので、植え替えをした際は株の様子を見ながら異常があれば、鉢上げをすると良いでしょう。
どうしても植え替えをしたい場合は、水で根をほぐしながら土を落とすのが根にダメージを与えにくいのでおすすめです。
▼植え替え後は水やりを控える
植え替え後の水やりは、根がダメージを受けているので株の調子を崩さないためにも半日以上の時間をおいて与えましょう。
▼植え替え後は遮光する
植え替え後に直射日光を当てると葉焼けを起こしやすいので、2週間~1ヶ月は50%遮光をしてあげるのがおすすめです。
9、液体肥料の与え方
夏場は液体肥料を与えすぎないようにしましょう。
気温が高いと鉢内の水分が早く蒸発してしまうため、液体肥料の成分が残った結果、肥料過多となり根にダメージを与えてしまいます。
暑い時期は、通常より薄めた液体肥料を与えるか水だけで十分です。
夏場育成の管理ポイントまとめ
観葉植物を夏場に育てる際に注意するポイントをまとめました。
植物の種類にもよりますが、多肉植物などは夏場に調子を崩しやすいので、事前に必要な物などは用意しておくのが良いでしょう。
夏同様に、冬場の寒い時期にも注意するポイントがあるので、ぜひ下記の記事もご覧ください。
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