こちらの記事では、観葉植物(アガベ・サボテン・塊根植物・多肉植物)におすすめ「用土・堆肥・水苔」の選び方をまとめています。
室内向けの虫が湧きにくい・わかない土の作り方や配合比率を紹介しているので参考にして下さい。
園芸初心者の方におすすめの配合済みの土から、中級者上級者向けの配合方法を載せているので参考にして下さい。
用土・堆肥・水苔の選び方
観葉植物はどんな土が良い?
▼1、粒の大きさで選ぶ
観葉植物を育てている方は、土選びに迷うことが多いかと思います。
土の選び方は意外と簡単で、水分を必要とする品種や子苗などは粒の小さい物を選びましょう。
逆に水分をあまり必要としない観葉植物(アガベ・サボテン・塊根植物・多肉植物)などは、水捌けの良い大きめの土を選ぶと良いでしょう。
▼2、鉢の大きさで選ぶ
土は鉢の大きさでも選ぶようにしましょう。
3号以下など小さい鉢に多い粒の土を入れると水捌けが良くなりすぎて、夏場などは半日で乾いてしまいます。
そして5号以上の鉢に粒の細かい土を入れると水捌けが悪いので根腐れの危険性が上がります。
▼3、保水性で選ぶ
土によっても保水性が高いものや弱いものがあります。
多くの観葉植物に使われている「赤玉土」などは保水性が高いので、複数の土を混ぜ合わせる配合のベースとなる土です。
▼4、発根状況に応じて選ぶ
土選びは、植物が発根しているかで選ぶのも良いでしょう。
例えば未発根の場合は、発根部分を軽く湿らせておきたいので、土より水苔を使うほうが根元を傷めずに発根しやすいケースもあります。
おすすめの「用土・堆肥・水苔」
観葉植物・多肉植物の土
「観葉植物・多肉植物」の土は、粒の大きさが3~5mmほどで子株から大株まで使える土です。
水捌けも良いので、土を配合が分からなかったり、面倒くさいという園芸初心者の方におすすめです。
サボテン・多肉植物の土
「サボテン・多肉植物の土」の土は、粒の大きさが0.5~3mmほどで、上記の観葉植物の土より粒が小さく保水力が高いです。
子株などの保水力が弱い植物におすすめで、バーミキュライトが配合されている土です。
▼バーミキュライトとは?
バーミキュライト(パーライト)とは、「苦土蛭石(くどひるいし)」という鉱物を、700度以上の高温で焼いて膨張させたものを、細かく砕いたもので、断熱性・保温性・排水性に優れています。
花ごころの土 発芽苗用
「花ごころの土 発芽苗用」の土は、種まきにおすすめの土で粒の大きさが0.2~2mmほどと小さいです。
根腐れ防止としてパーライトが配合されています。
▼パーライトとは?
パーライトとはガラス質火山岩で、土壌の水はけ(排水性や通気性)を良くする性質があります。
ジフィーミックス
「ジフィーミックス」の土も、種まきにおすすめの土でピートモスや石灰が配合されています。
上記の「花ごころの土」は、白色の土が配合されており発芽時に見分けにくいですが、「ジフィーミックス」のほとんどが黒色の土なので、発芽時に分かりやすいメリットがあります。
▼植物の種類や種のサイズで使い分ける
花ごころの土とジフィーミックスは、植物の成長速度や種の大きさによって使い分けると良いでしょう。
植物の中には、種の大きさが0.1mmほどの小さい品種もあり、発芽状況を観察しやすいように黒一色のジフィーミックスなどを使うと良いでしょう。
水苔
「水苔」は、観葉植物の発根管理を行う時におすすめです。
水苔は臭いがするタイプが多いですが、上記の水苔はほどんど臭いが無く、バラけにくいのでおすすめです。
軽石
▼小粒の軽石
この小粒の軽石は5mm~1cmの大きさで、鉢のサイズが5寸以下(約15.2cm)の観葉植物におすすめです。
▼中粒の軽石
この中粒の軽石は1cm~2cmの大きさで、鉢のサイズが5寸以上の観葉植物におすすめです。
用土をミックスして作る方法
おすすめの虫が湧かない用土
- 赤玉土
- 鹿沼土
- ひゅうが土
- 桐生砂
- バーミキュライト
- 富士砂(化粧石)
赤玉土
「赤玉土(あかだまつち)」は、観葉植物が育ちやすい弱酸性で「保水性・排水性・通気性・保肥性」などを兼ね備えており、とても優秀な土です。
火山灰の一種で他の土とも混ざりやすいメリットがあるため、ほとんどの園芸店で使われています。
ですが、2年ほど土替えをしていないと、ドロドロになって鉢から取り出しにくくなるので、他の土と混ぜ合わせて使うのがおすすめです。
▼赤玉土小粒
▼赤玉土中粒
▼赤玉土大粒
鹿沼土
「鹿沼土(かぬまつち)」は、赤玉土と同じく火山灰の一種で、スポンジ状の土なので「通気性・排水性・保水性」に優れてます。
赤玉土と大きく違う点が酸度で、赤玉土は5.0〜6.0pHなのに対して、鹿沼土は4.0〜5.0pHなので少し酸性が強くなっています。
鹿沼土は、赤玉土より軽いので鉢を重くしたくない方におすすめです。
▼鹿沼土小粒
▼鹿沼土中粒
▼鹿沼土大粒
ひゅうが土
▼ひゅうが土小粒
▼ひゅうが土中粒
▼ひゅうが土大粒
「ひゅうが土」は鹿沼土より硬く、軽石より柔らい硬度で形が崩れにくいため、根腐れの原因となる微塵や粉が少ないです。
そして、無菌・無肥料で衛生的な土なので、病害虫が発生するリスクを減らせます。
桐生砂
▼桐生砂小粒
▼桐生砂中粒
▼桐生砂大粒
「桐生砂(きりゅうずな)」は、「保水性・通気性」に優れており、過湿を嫌う植物の基本用土に利用されます。
桐生砂は他の土と比べると、とても硬いので粒が崩れにくく、あまり植え替えをしない盆栽などにも使用されるので、植え替えがあまり出来ない方は多めに配合してみましょう。
バーミキュライト
「バーミキュライト」は「酸化マグネシウム・酸化アルミニウム・酸化ケイ素」を主成分とした鉱物を薄く加工した土です。
バーミキュライトはとても軽く「断熱性・保温性・排水性」に優れるので日本の四季の変化に対応しやすいです。
中性で無菌の土なので虫が湧きにくいですが、その代わりに肥料としての効果は期待できません。
▼種まきや挿し木におすすめ
バーミキュライトは、「苦土蛭石(くどひるいし)」という鉱物を高温処理して細かく砕いた資材です。
多孔質かつ多層構造になっており、水分を蓄えやすく無菌なので、種まきや挿し木をする際におすすめです。
軽石
「軽石」は、通気性や排水性に最も優れており潰れにくい硬さなので、長年鉢変えをしなくても排水性や通気性を保つことができます。
観葉植物は、地域や環境によって鉢内の乾き具合が変わるので、もし乾きが遅くて根腐れさせるのを避けたい方は、多めに軽石をブレンドしてみましょう。
ピートモス
「ピートモス」は、水苔などの植物が蓄積してできた泥炭(ピート)を乾燥させて砕いた土です。
酸性度が高い土ですが、保水性や通気性がとても高いので、乾燥を好まない観葉植物におすすめです。
ですが、有機質なので大量に使用すると、虫が湧く原因となるので注意しましょう。
販売メーカーによって、酸度を低くしていたり、酸度未調整のピートモスもあるので事前に確認しておきましょう。
腐葉土
「腐葉土」は、ブナやクヌギなどの落葉広葉樹の枝葉を、虫や微生物によって長い時間をかけて分解されて土状になったものです。
土の中に腐葉土を加えることで、植物に有益な微生物が増え、土壌が改良されて「通気性・保水性・保肥性」の高いフカフカとした土になります。
ですが、有機物なので虫がわく事があるので注意しましょう。
くん炭
「もみ殻くん炭(もみがらくんたん)」は、約8~10程度のアルカリ性のため、酸性に傾いた土壌の中和材としても使用されます。
「鹿沼土」や「ピートモス」と併用することで、バランスの良い土が出来上がります。
くん炭は、ケイ酸をはじめとしたミネラルが豊富なので、植物の成長を促す効果があるので、園芸店の土などで配合されています。
ゼオライト
ゼオライトは作物の生長に欠かせない「窒素・リン・カリウム」を吸着し、保持する力があります。
そして、鉢内の水分量が多い時は水分を吸収する効果があり、逆に鉢内の水分量が少ない時は水分を排出する効果があるので、根腐れを防止や鉢内の環境を整える効果があります。
ブレンドする際は全体の5~10%を目安に配合してみましょう。
富士砂
最後に化粧砂として富士砂を乗せると、黒色で見た目がかっこよくなるだけでなく、水やりをした時の砂埃を抑えることができます。
虫が湧かない土の作り方・選び方
1、観葉植物・多肉植物の土
とりあえず簡単に観葉植物を植えたい方は「観葉植物・多肉植物」の土だけでOKです。
2、組み合わせて土を作る
- 赤玉土:1
- ひゅうが土:1
- 軽石:1
用土を組み合わせて見たい方は、赤玉土1・ひゅうが土1・軽石1の比率で組み合わせて作ってみましょう。
3、植物の生育を良くする土作り
- 赤玉土:2
- 鹿沼土:2
- ひゅうが土:2
- 桐生砂:2
- バーミキュライト:0.5
- くん炭:0.5
- ゼオライト:1
用土内の「栄養素・ph値・ミネラル」などのバランスを良くした組み合わせです。
水捌け、通気性、保肥性などが優秀で、根腐れするリスクを避けることが出来ます。
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