こちらの記事では、観葉植物(アガベ・サボテン・塊根植物・多肉植物)におすすめの「発根促進剤 (活力剤)」の使い方や人気のある種類をまとめています。
発根促進剤には、観葉植物の子株や挿し木などに根が生えない時や、発根の成功させる確率を高めるのに使うだけでなく、植物に元気がない時に使用するのをおすすめします。
観葉植物の根を効率良く出したい時や、元気に育てる効果のある発根促進剤を紹介しているので、選び方が分からない方はぜひ参考にして下さい。
観葉植物の発根促進剤とは?
1、根無し状態から発根を促進する
発根促進剤とは「挿し木・葉挿し・カット苗・カキコ」など、植物の枝や茎など一部を切り取り、土に植えて発根させるときに使います。
植物を増やすには、根が生えてくるかどうかが重要な課題となるので、そんな時に発根促進剤が役に立ちます。
発根促進剤があると、根が生える確率が飛躍的に上がります。
2、生えている根の成長を促す
発根促進剤は、根の成長を手助けしてくれる栄養素が豊富に入っているので、根が生えたものの伸びが悪い時や葉に元気がない時にも使えます。
また、苗の植え替えした後の弱っているタイミングで使うと、調子を取り戻して元気になるのが早くなります。
発根促進剤の種類
1、ホルモン剤タイプ
発根促進剤の「ホルモン剤タイプ」は、観賞植物が根を生やす仕組みの成長ホルモンである「オーキシン」が関係しています。
▼植物の細胞に作用して成長を調整する
ホルモン剤タイプの発根促進剤には、合成オーキシンである「インドール酪酸」「ナフタレン酢酸アミド」が配合されており、細胞伸長や細胞分裂を誘導する働きにより発根を促進します。
▼植物の生長が乱れる可能性
発根促進剤のホルモン剤タイプは、とても効果がある反面、多く与え過ぎると生理作用が撹乱され、植物の成長が乱れたり奇形を生じてしまうこともあります。
事前に取扱説明書を読み、規定分量を与えるようにしましょう。
2、発根促進剤タイプ
発根促進剤タイプは、既に生えている根に作用する発根促進剤です。
ミネラルやアミノ酸など、根の成長に必要な栄養素が豊富に含まれており、直接根に塗布することで栄養を与えることができます。
一度生えた根がなかなか伸びない時や、弱ってしまった根におすすめです。
▼根に栄養を与えて成長を促す
観葉植物は、根を元気にすることで植物全体の生長へと繋がります。
発根促進剤を使うことで、健康な根は水分や栄養分をよく吸収するようになるため、光合成に必要な栄養素をどんどん生産してくれます。
根が丈夫になることで茎や葉が大きくなり、花芽や果実の結実を良くして生産性を上げることができます。
発根促進剤の選び方
用途に合わせた剤形で選ぶ
▼1、液状タイプ
▼2、粉末タイプ
発根促進剤の「粉末タイプ」は、粉を根に直接まぶすだけなので、事前準備の必要もなく簡単に使えます。
家庭菜園などで少量の観葉植物を育てている方におすすめで、他の剤形と違って白色の粉が付くので、ちゃんと根についているのか分かりやすい点がメリットです。
また、少量の水を混ぜてペースト状や液体状にすることもできるので、与えたい場所によって使い分けると良いでしょう。
▼3、ジェルタイプ
発根促進剤の「ジェルタイプ」は、挿し木の切り口が荒い場合など、そのまま塗りやすいのでおすすめです。
液体タイプの希釈や、粉のように風で飛ぶことがないため無駄なく確実に塗布でき、わざと挿し木の切り口に切込みを入れてから使うことで、浸透率を高める方法もあります。
発根促進剤の使い方
発根させたい部分に適量付ける
発根促進剤には様々な剤形がありますが、基本的な使い方はとても簡単で、根や挿し木の切り口など効果を得たいと思う部分に直接付けるだけです。
人気のおすすめ発根促進剤ランキング
ルートン
「ルートン」は人気の高い、粉状のホルモン剤タイプ発根促進剤です。
土壌に株を植える際に発根や活着を促進する効果があり、有効成分は合成オーキシンである「α-ナフチルアセトアミド」が配合されているので、細胞伸長や細胞分裂が誘発され発根が著しく促進されます。
使用前に挿し木の基部を水に浸し、ルートンが薄い層になって付着する程度にまぶしましょう。
メネデール
「メネデール」も有名な活力剤で、園芸業界で50年以上ものあいだ愛され続けており、観葉植物の発根をさせるときに使われます。
効果は発根だけでなく、発芽や光合成のサポート・植え替え時の弱ったときなど様々な場面で使えます。
植物は、栄養素となる鉄分をイオン化させて吸収しますが、メネデールは始めからイオン化した状態で鉄分を含んでいるので吸収速度が圧倒的に早いです。
HB-101
「HB-101」は他の発根促進剤より割高ですが、その分しっかりとした発根作用があります。
HB-101は発根作用だけでなく、植物の生長をサポートする微生物を増やすことが出来るので、植物の葉っぱ、茎、根をイキイキと活性化させる効果があります。
有益な微生物が発生する事によって、発根作用の栄養素をスムーズに吸収する事ができるようになります。
ラピッドスタート
「ラピッドスタート」は、全ての植物に使用できる液状の発根促進剤です。
質の高い植物エキスやアミノ酸など、強力に発根を促進する栄養分をブレンドしています。
挿し木のハードルが高いと言われるプルメリアであっても確かな効果が得られることから、愛好家からは魔法の発根促進剤として頼られています。
オキシベロン
「オキシベロン」は国内の農薬メーカー「バイエルクロップサイエンス」が開発した発根促進剤です。
液状のホルモン剤タイプで、一度に多量の挿し木を処理することができます。
有効成分のインドール酪酸が高い発根能力を発揮し、発根率と活着率を圧倒的に向上させてくれるので根の数を増加させてくれます。
サングリーンオリエント
「サングリーンオリエント」は、弱った根を再生させる効果のある発根促進剤です。
内容物は「乳酸菌・酵母菌・光合成菌」を動物性たんぱく質に培養しており高核酸を生成しています。
核酸とは、肥料における三要素のひとつであるリン酸やアミノ酸を多く含み、植物内でのアミノ酸合成をサポートするので、より生育しやすい環境を整えられます。
アルム農材
アルム農材は、オキホームが展開する事業部で、開発された農材は農薬として唯一有機JASに認定されています。
一般的な農薬との違いは漢方を使っていることで、生薬の効力により植物の免疫力を高め、強く元気な作物を実らせます。
クロンフィクス
「クロンフィクス」は、100パーセントオーガニック成分でできた合成ホルモン剤です。
有効成分の働きで、オーキシンなど植物ホルモンの生成と植物細胞の形成を促進し、挿し木の発根をサポートします。
クロネクス ジェルパック
「クロネクス ジェルパック」は、日本ではあまり知られていませんが、海外でとても人気の高い発根促進剤です。
クローン栽培用の発根促進剤などに注力するハイドロダイナミックス社が開発しているジェルタイプの発根促進剤です。
ルートコンプレックス
「ルートコンプレックス」は、園芸先進国であるオランダ発祥の発根促進剤です。
液状の発根促進剤タイプで、成長初期の植物に欠かせない「ビタミンB群・アミノ酸・酵素」など、多数の栄養素を含んでいます。
ビタミンにより植物の免疫力や、病気への高い抵抗力を高めてくれます。
ダイソー (現在取扱無し)
園芸用品も豊富に揃う100円ショップですが、現状発根促進剤として使えるものは扱っていません。
もしあったとしても、100円クオリティなので発根の期待値は低いかと思います。
おすすめ発根促進剤まとめ
植物の成長に合わせて併用する
発根促進剤は、複数のアイテムを併用するのがおすすめです。
まずは発根させることが重要なので、最初は効果の高いホルモン剤タイプを使い、発根後は発根促進剤タイプを使って根を徐々に充実させると良いでしょう。
一度丈夫な根を張ることが出来れば、後は植物がぐんぐんと健康に育ってくれるので、紹介したおすすめの発根促進剤を使って元気な植物を育てていきましょう。
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