こちらの記事では、サボテンの綴化(てっか)や石化(せっか)、モンストローサ・クリスタータ(クレスタータ)の違いや特徴についてまとめています。
サボテンの中には、普通と違った形をしている「突然変異・異形・奇形」など、珍しいレアな見た目に変化することがあります。
なかなか見る機会が少ない分、価格も上がりやすく希少価値が高くなる傾向があるので、綴化や石化について知りたい方は参考にしてください。
サボテンの綴化とは?
成長点が一直線に繋がって成長する
参考画像:菊水の綴化
サボテンの綴化(てっか)とは、英語で「cristate (クリスタータ)」と言い、学名では「forma cristata (f. cristata / f. crist.)」と書きます。
綴化したサボテンは、綴れる(つずれる)に化けると書いてある通り、成長点が一直線に繋がって育ち、扇状やクネクネした形状になるのが特徴です。
サボテンの場合、名前に「冠」が付いていると、綴化品種を指すことが多いです。
サボテン綴化の特徴
- 扇の形に横長くなる
- 棘が短くなりやすい
- 花が咲きにくい
サボテンの綴化個体は扇の形に横長く成長し、棘が長く成長しにくいです。
また、一箇所の成長点を分散する性質のため、花が咲きにくく種子を採りにくいデメリットがあります。
サボテンの石化とは?
成長点が乱れて成長する
参考画像:黒王丸の石化
サボテンの石化(せっか)とは、英語で「monstrosa (モンストローサ)」と言い、学名では「forma monstrosa (または f. monstrosa / f. monst.)」と書きます。
石化したサボテンは、成長点が乱れて様々な方向に育つので、予想外の育ち方をする突然変異が特徴で、モンスト株・モンスターと呼ばれたりします。
石に化けるとありますが、石になるわけではなく特殊な成長を遂げた個体のことを指します。
石化の特徴
- 形が変わっている
- 棘が無くなってる
- 成長点が何個もある
- 花が咲きにくい
サボテンの石化個体は、通常では通常の成長もしくは綴化以外の特殊な形に成長します。
上記の黒王丸みたいに、球体のようになりトゲが少なくなって、黒王丸の中から黒王丸が出てきているのは、まさに異形でとても希少価値が高いです。
綴化と同様に、成長点が特殊な成長を遂げているので、花が咲きにくく種子を採りにくいデメリットがあります。
よくある質問
綴化や石化する原因は?
- 遺伝子の突然変異
- 植物ホルモンの「オーキシン」や「サイトカイニン」に異常分泌
- 昆虫による食害や傷害
- 最近によって成長点が傷つけられる
綴化や石化する原因は、様々な要因によってなるので一概には言えません。
綴化や石化の作り方
サボテンなどの多肉植物で、綴化や石化を作るには親株が綴化や石化していると子株もなりやすいと言われています。
ですが、意図して綴化や石化させて作るのは難しいので、数多くの種を蒔いて成長させる方法が一般的です。
綴化や石化したら花は咲く?
綴化や石化したサボテンも、必ずではないですが花は咲きます。
ですが、普通の個体より花が咲きにくい傾向にあるため、受粉がしにくく種子が採りにくいです。
綴化や石化は戻る?
サボテンが綴化や石化した後に、元の姿に戻る事があります。
同じ株で原種返りした部分と変化した部分があるのもあり、そのような個体はとても珍しいです。
綴化や石化した株は増やせる?
増やす事が可能です。
一度変形した株をカットして土に植えると生長して増えますが、発根せずに株をダメにしてしまう可能性もあるので注意しましょう。
また、カットした部分から通常の形をした個体に成長することもあります。
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