【アガベ種まき】種から育てる方法|種子の発芽率を上げる育て方・適正気温やカビ対策【実生】

こちらの記事では、アガベの種まきをする方法を解説しています。

種から育てる方法や、種子の発芽率を上げる育て方、適切な気温・カビ対策などをまとめているので参考にしてください。

アガベの種はどこで売ってる?

多肉植物園・ホームセンター

アガベの種子は、「多肉植物店・ホームセンター・花屋」などで購入することができ、100均ショップや雑貨店などで販売している場合があります。

 


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▼メルカリでも購入可能

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アガベを種から育てる方法

アガベの種まきに必要なもの

アガベの種まきをする際に用意しておくもの一覧です。

下記に種まきに適している、おすすめの容器や用土を紹介しているので使ってみてください。

 

▼浅めの鉢・腰水容器

この苗ポットは、1個12穴付きで腰水もできるので使い勝手が良いです。

種子の発芽条件を上げる湿度なども、ポット上部にある通気孔を調整して空調を変えられるので、優れた商品です。

そして、小さなスコップや、種子を入れる穴あけ用具まで付いてくるので、今後の種植えにも使えるので便利です。

 

▼大量の播種用

 一度に100粒以上の種を蒔きたい方は、こちらの育苗トレーがおすすめです。

腰水管理が行える穴あきトレーと、水を溜められる受け皿がセットになっています。

 

▼種まき向けの用土

発芽苗用の土は、粒の大きさが小さくてフカフカしています。

アガベが苗の時は保水性が重要となるので、こちらの用土がおすすめです。

 

▼殺菌剤 (ベンレート)

 

▼殺菌剤 (ダコニール)

発芽率を上げる際に湿度が重要となり、湿度を上げすぎるとカビなどの雑菌が繁殖するので「ベンレート」や「ダコニール」を水で薄めてスプレーとして使用しましょう。

ベンレートは粉状の殺菌剤で、ダコニールは粉状と液状の種類があります。

アガベが根腐れしたときにも使える殺菌剤なので、園芸をするなら持っておいて損はありません。

 

種まきにおすすめの時期

アガベの種まきに適した時期は3月から11月で、最も最適な時期は暖かい4月~7月に行うのがベストです。

もし冬の寒い時期に種まきをするのであれば、ヒーターマットなど暖かい環境を整えると発根しやすくなります。

また、子株から親株まで、冬場に休眠させずに成長を促したい時にあると便利です。

▼おすすめヒーターマット

 

アガベの種まき手順

アガベの種子を手に入れた後

  1. 種子の殺菌
  2. 用土の殺菌
  3. 適切な鉢や苗ポットに土を入れる
  4. アガベの種を等間隔にまく
  5. 土は被せずに霧吹きで水を与える
  6. 大きな容器に水を入れて「腰水」をする
  7. 湿度を高めるために周囲を覆う
  8. 2~3日おきに殺菌スプレーをする

 

1、種子の殺菌

アガベの種子を採取して、時間が経つほどカビなどの細菌が付着するので、種まきの前に殺菌消毒をしておきましょう。

殺菌のやり方は簡単で、小さなプラスチック容器などに水やぬるま湯を入れて、薄めた殺菌剤に種を入れるだけです。

殺菌剤に漬ける時間は、1~12時間ほどが良く、種子の殻を柔くして発芽しやすくする目的もあります。

▼殺菌剤

私はこのベンレートを薄めた殺菌剤に種子の大きさによりますが、半日ほど漬けています。

もし、種子の大きさが小さい場合は種子が無くなる場合があるので、後述する殺菌方法をしましょう。

 

2、用土の殺菌

種子と同様に、アガベの用土も殺菌しておきましょう。

使用する土を熱に強い容器に入れ、土全体に熱湯がかかるように熱湯消毒をする方法がおすすめです。

熱湯消毒をした後は、土を冷ましてからアガベの種を蒔いていきましょう。

 

3、適切な鉢や苗ポットに土を入れる

アガベの種まきをする容器は、種子の量に適切なサイズを選びましょう。

容器が大きすぎると、管理が大変になるだけでなく必要な土の量が増えるので、金銭的に勿体ないです。

また、容器を選ぶ時は腰水管理を行えるように、容器の下に穴が空いているものを選びましょう。

 

4、アガベの種を等間隔にまく

アガベの種まきは、周囲1cmを空けて蒔くのがおすすめです。

発芽後の苗が近すぎると、生長した後の鉢移しをするときに根っこが絡まって、苗を痛める可能性があります。

 


5、土に埋めずに霧吹きで水を与える

アガベの種は「好光性種子 (光発芽性種子)」なので、発芽条件の1つに「光」があります。

種子を深く埋めすぎると光が届かず発芽しない事があるので、種子に光が当たる程度に埋めると良いでしょう。

 

6、大きな容器に水を入れて「腰水」をする

一回り大きな容器に水を張り、鉢の下から吸水が出来るようにしましょう。

鉢やポットの穴あき具合によりますが、土が0.5mm~2cmほど浸かる高さまで水を張りましょう。

ですが、種子が浸かるまで水を入れている状態が続くと腐ってしまう可能性があるので、あくまでも土に吸水させた湿り気で発芽させるようにしましょう。

▼腰水はいつまでしたら良い?

アガベの腰水は、葉の展開が3枚ほどになるまで行いましょう。

小さいアガベは、保水力が無いため少しでも断水すると萎んで枯れてしまいます。

 


7、湿度を上げるために周囲を覆う

腰水をしている容器内の湿度を高めるために、スーパーのビニール袋などに入れておきましょう。

完全に密閉してしまうと苗が弱ってしまうので、多少の空気穴を空けておくと良いでしょう。

 

8、2~3日おきに水やり・殺菌スプレーをする

発芽の確率を上げるために湿度が重要ですが、湿度が上がるにつれて雑菌が繁殖してカビが生えてくる可能性があります。

アガベの苗にカビが付くと生長の妨げになるので、数日おきに「ベンレート」を水で薄めて霧吹きでかけておきましょう。

 

アガベの種まきをした後の管理


種まきの適正気温

種を蒔いた後の気温は、20~30℃で管理すると発芽率が高くなります。

この時に注意してほしいのですが、以前7月下旬の気温30℃で室外管理していたのですが、水温によって全滅してしまいました。

たとえ気温が30℃でも、日光などで水温が上がってしまうことがあるため、できれば室内で管理するのがおすすめです。

 

湿度を上げる

種をまいてから発芽するまでは、乾燥しないように湿度を高めに管理しましょう。

腰水をしていれば霧吹きの頻度を減らしても良いですが、数日おきに霧吹きで水やりをしましょう。

腰水をしている水も定期的に入れ替えをして清潔な水にしておくのがベストです。

▼ヒーターマット

室内用の暖房器具の「ヒーターマット」があると、冬場でも安定して発芽率を上げることができます。

ヒーターマットは、植物を自然に温めてくれるだけでなく、エアコンなどと比べると電気代などが圧倒的に安く済みます。

特に種まき後の子苗などは、気温が低すぎると越冬が難しくなるので、確実な冬越をさせたい場合は事前に準備しておきましょう。

 

光を当てる

アガベの種が発芽するには、日光やLEDライトが必要となります。

真夏の炎天下の中に長時間出していると、茹で上がってしまうので注意が必要です。

室内管理であれば、LEDライトがあると発芽だけでなく植物育成にも使えるので便利です。

 


アガベが発芽した後の管理方法

小まめな水やり

発芽したばかりのアガベの芽は、体内に水を溜めることができない為、発芽前と同じように霧吹きでの水やりと腰水を行いましょう。

 

風通しを良くする

種まきをした後と違う点は、発芽後は風通しの良い場所で管理しましょう。

発芽直後の新芽は、根っこが短く自立しにくいので、風の調節が必要です。

 

苗の植え替え

アガベから根が出て自立できるようになった後は、春先の暖かくなってきた時期に植え替えをしましょう。

子供のアガベは、大人のアガベより水分が必要(水の貯蓄が下手)なので、根腐れに気をつけながらこまめに水分を与えるのがおすすめです。

 


アガベの発芽までどのぐらいかかる?

3日~2週間

アガベの発芽までかかる期間は、早ければ3日~2週間ほどで発芽します。

ですが、種類によっては発芽まで1ヶ月以上かかることもあるので気長に待ちましょう。

 

アガベの種の採取方法

種子は自分で採取できる?

アガベの種を自分で採取するのは難しいです。

アガベは一生に一度しか花が咲かないと言われており、花が咲いた後は枯れてしまいます。

そして、花が咲くまで数年から数十年かかるため、個人で交配して種を採取するのは難易度が高いです。

 


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